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更新日:2025年10月8日

DXリーダー向け実践ワークショップを開催しました

瀬戸内町DX推進に向けた一歩:DXリーダー向け実践ワークショップを開催

令和7年10月8日(水曜日)、すこやか福祉センターHUBにて、業務効率化と住民サービス向上を目的に、DX推進員の中から挙手制で選ばれた6名のDXリーダーを対象とした「実践ワークショップ」を開催しました。

研修の目的と背景

本ワークショップは、これまでの「マインドセット研修」「サービスデザイン研修」を踏まえ、デジタルを“問題解決の手段”と位置づけ、課題の本質を見極める力を養うことを目的に実施しました。
参加者は自身の業務を振り返り、「現状とあるべき姿(目標)」とのギャップを整理し、業務に関わる全ての人が変化に価値を感じられるような解決策を考える力を高めました。特に、課題分析やチームでの解決策検討を通じ、リーダーとしての行動力を磨くことに重点を置きました。

ワークショップの流れ

参加者は以下のステップで業務改善案を導き出しました。

  1. 業務の見直し:自身の業務フローを第三者にも分かるように分解・整理。
  2. 問題・課題の抽出:業務上の問題点、その理由、影響(時間・コスト)を明確化。
  3. 解決策の検討:理想の状態を描き、実現に向けた具体的なTO DOリストを作成。
  4. 意見交換:他部署の業務にも理解を広げ、相互にアドバイスを行う。

参加者から出た業務課題と改善策(一部抜粋)

業務名 抽出された問題点 提案された解決策
港湾業務
(係留申請)

予約状況が共有されず、問い合わせが多い。

請求書発送コストも高い

HPにGoogleカレンダーを埋め込み、予約状況を可視化。

全庁共通の予約管理システムも検討。

社会教育課
(公園施設利用)
情報が分散し、申請がFAX中心。 予約サイト導入・スケジュール一元管理・クレジット決済対応。
総務企画課
(交通災害共済)
紙申込の作業負担・郵送費が大きい。

LoGoフォームによる電子申請化。
区長連携や窓口での即時印刷機能導入。

人事・給与業務 200枚のPDFチェックに3日、確認体制も不十分。 チェックリスト作成・チーム制導入・確認体制の分離。
教委総務
(学校職員勤怠)
紙ベースで報告に手間、様式も統一されていない。 様式統一・記入例提示・毎月の提出案内と簡素化を実施。

ワークショップを終えて 〜今後の展望とDXリーダーの役割〜

今回の研修を通じ、DXリーダーは自身の業務課題を明確にし、問題解決に向けた具体的な行動計画を立てる力を身につけました。また、デジタル化を「目的ではなく手段」として捉え、他部署の業務にも理解を広げるなど、組織全体を見渡すリーダーシップを養いました。

参加者からは「分析と解決の流れが理解できた」「DXの本質がわかった」「問題解決のアイデアが他の人の意見から浮かんだ」など、前向きな感想が多く寄せられました。
講師の小林氏からも「非常に楽しく、とても満足したワークショップでした。他自治体の見本にしたい」と高い評価をいただきました。

瀬戸内町は、今回、得られた知見と実行計画をもとに、今後も業務のデジタル化と効率化を着実に進め、職員一人ひとりが変化に価値を感じられる行政運営を推進してまいります。

DXリーダー研修様子1DXリーダー研修様子2

お問い合わせ

瀬戸内町総務企画課DX推進室

鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋船津23番地

電話番号:0997-72-1111

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