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更新日:2022年12月16日

瀬戸内町「奄美大島要塞跡」国の史跡指定の答申について

~瀬戸内町の「奄美大島要塞跡」が国の史跡指定の答申を受けました~

国の文化審議会は、令和4年12月16日(金曜日)に開催された、同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、当町に所在する「奄美大島要塞跡(あまみおおしまようさいあと)」を国の史跡に指定するよう、文部科学大臣に答申しました。
この答申を受け、官報に告示されますと、「奄美大島要塞跡」は正式に国指定史跡となる予定です。正式決定されますと、瀬戸内町では初の国指定史跡となります。

今回、国の史跡指定の答申を受けたのは、奄美大島要塞跡の構成遺跡のうち以下の3遺跡です。

  • 西古見砲台跡(にしこみほうだいあと)
  • 安脚場砲台跡(あんきゃばほうだいあと)
  • 手安弾薬本庫跡(てあんだんやくほんこあと)

西古見砲台跡(第2観測所跡)

西古見砲台跡(第2観測所跡)

安脚場砲台跡(遠景)

安脚場砲台跡(遠景)

手安弾薬本庫跡(第3弾薬本庫跡(内庫))

手安弾薬本庫跡(第3弾薬本庫跡(内庫))

遺跡の概要とその評価

奄美大島要塞跡は、奄美大島と加計呂麻島に挟まれた大島海峡東西口を中心に、建設された陸軍の要塞跡です。
奄美大島要塞は1921(大正10)年に砲台建設が開始され、世界情勢に即した国防施策により、断続的に建設が継続されました。大島海峡防備のため築かれた要塞は、その後、アジア・太平洋戦争終結まで使用されました。

奄美大島要塞跡は、大島海峡付近に要塞の遺構(施設跡)が集中的に残存し、要塞全体の理解が可能であり、ワシントン海軍軍縮会議や太平洋戦争の開始など、近代日本の国防施策と密接に関係する遺跡群であることから、日本の近代史を理解する上で重要な遺跡であるとの評価を受けました。

各遺跡の詳細はこちらから

3遺跡を記した瀬戸内町全域図

3遺跡を記した瀬戸内町全域図

大島海峡

大島海峡

町長のコメント

この度、本町に所在いたします遺跡、「奄美大島要塞跡」が町で初めての国指定史跡として、答申を受ける運びとなりました。
今回の答申により、奄美大島要塞跡は国として守るべき文化財である、との評価を受けたことになります。この貴重な遺跡を「瀬戸内町の宝」として認識し、未来へと残していくことができますよう、地域活性化や観光資源として保存・活用していきたいと考えております。また、町民の皆さまにも遺跡を訪れていただき、身近にあるシマの歴史を知っていただきたいと思います。
今回の国史跡指定の答申をきっかけに、多くの方が瀬戸内町へ来訪され、奄美大島要塞跡や大島海峡をぜひ巡っていただければ幸いです。

2022(令和4)年12月16日
瀬戸内町長 鎌田 愛人

教育長のコメント

瀬戸内町教育委員会では、瀬戸内町に残る近代遺跡(軍事遺跡)を郷土の歴史を知る上で特に重要な遺跡と位置づけ、2014(平成26)年度より遺跡の調査を行ってまいりました。こうした活動や調査成果が認められ、一連の遺跡群が国の史跡指定の答申を受けることを大変うれしく思っております。
今後は、奄美大島要塞跡をはじめとする近代遺跡や他の文化財を、郷土教育や歴史教育、そして平和を考える場として保存・活用してまいります。
結びに、これまでの史跡指定に向けた取り組みにご尽力とご協力を賜りました、文化庁、鹿児島県教育委員会、瀬戸内町近代遺跡調査検討委員会、地域の方々をはじめ、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

2022(令和4)年12月16日
瀬戸内町教育委員会教育長 中村 洋康

瀬戸内町近代遺跡調査検討委員会委員長のコメント

奄美大島要塞跡の国指定答申の知らせを受けました。瀬戸内町の皆さま、おめでとうございます。
どのような点がこの遺跡のすごいところなのか、遺跡の本質的価値を明らかにすることが、私ども瀬戸内町近代遺跡調査検討委員会に課せられた使命でした。
5年の歳月をかけた調査が今回実を結んだことに安堵いたしました。現地の実地調査に携わった瀬戸内町教育委員会の取組に敬意を表したいと思います。また、温かく見守って下さった地元の皆さまに感謝いたします。
今回の指定によって、防衛施設跡とその地形を体感いただくために多くの方に現地を訪れてもらえれば幸いです。

2022(令和4)年12月16日
瀬戸内町近代遺跡調査検討委員会 委員長 赤司 善彦
(大野城心のふるさと館 館長)

国指定史跡について

国指定史跡は、「我が国の歴史の正しい理解のために欠くことができず、かつ、その遺跡の規模、遺構、出土遺物等において、学術上価値のあるもの」であり、文部科学大臣によって指定されます。
国指定史跡となった遺跡は、今後、将来にわたり守るべき国の文化財、地域の文化財として、文化財保護法に基づき保存していく必要があります。現状の変更等を行うためには、国の許可が必要となります。

 

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お問い合わせ

瀬戸内町社会教育課

鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋船津23番地

電話番号:0997-72-2905

■調査・研究に関するお問合わせ先
瀬戸内町社会教育課埋蔵文化財センター
電話番号:0997-76-3004
E-mail:maizou@town.setouchi.lg.jp

■見学・観光に関するお問合わせ先
せとうち海の駅観光案内所
電話番号:0997-72-1199

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