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更新日:2025年12月28日

麻しん(はしか)の発生について

12月11日に鹿児島市において麻しん(はしか)の発生届出がありました。

麻しん(はしか)は感染力が非常に強く、予防接種を受けていない方や免疫が十分にない方にとっては感染リスクが高い疾患です。年末年始で人の移動も多い時期になりますので、感染予防に努めていただきますようお願いします。

麻しん(はしか)について

症状

  • 感染すると約10日後に発熱、咳、鼻汁、くしゃみ、結膜充血などの症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発疹が出現します。
  • 肺炎や中耳炎を合併しやすく、患者の1000人に1人の割合で、脳炎が発症すると言われています。

感染経路

麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。
免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
また、発症した人が周囲に感染させる期間(感染可能期間)は、症状が出現する1日前から解熱後3日間まで(全経過を通じて発症がみられなかった場合、発疹出現後5日間まで)と言われています。

潜伏期間

約10日~12日間

治療

特異的な根治療法はなく、対症療法を行います。

予防方法

  • 麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗いやマスクのみでは予防できません。
  • 予防接種が最も有効な予防策です。麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)は予防接種法で定期予防接種の対象(第1期:1歳児、第2期:小学生就学前の1年間)とされています。対象となる方は、接種期間に適切に予防接種を受けましょう。
  • 急な全身性の発疹や発熱などの症状が現れたら、早めにかかりつけ医等を受診してください。
  • 学校等は集団発生を起こしやすい場であることから、定期接種を受けていない小学生、中学生、高校生、大学生等について接種勧奨を行ってください。
  • 職業上感染の拡大の影響のある、医療関係施設、保育施設、学校等においては、職員等の予防接種の必要性について検討してください。

留意事項

麻しんを疑う症状があった場合は、早めにかかりつけ医等を受診してください。医療機関を受診する際は、必ず受診前に医療機関に連絡し、麻しんを疑う旨を伝えた後、医療機関の指示に従い受診してくださ
い。
また、受診の際は、周囲に感染を拡げないよう公共交通機関の利用は避けてください。

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お問い合わせ

瀬戸内町保健福祉課保健予防係

鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋船津23番地

電話番号:0997-72-1068

ファックス:0997-72-1120

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